BsdTrouble
FreeBSDトラブル集
カーネル関連
- 5および6系列
- キーボードの抜き差し
/boot/device.hints で
hint.atkbd.0.flags="0x2"
にする。
- ACPIをOFF, APMをON
/boot/device.hints で
hint.acpi.0.disabled="1" hint.apm.0.disabled="0"
- CD/DVDドライブのDMA転送有効
/boot/loader.conf で
hw.ata.atapi_dma="1"
- サウンドデバイス(CMIチップ)有効
/boot/loader.conf で
snd_cmi_load="YES"
- 症状
天地創造の後、ブート時に
ata1-master : FAILURE ATAPI_IDENTIFY timed out
というようなメッセージが出てこける。
- 原因
hint.acpi.0.disabled="0" hint.apm.0.disabled="1"
となってしまたが、/etc/rc.conf では
apm_enable="YES"
となっていたことが一因のようだ。RAIDにしていて、ATA0にHDDが不在なのも関係があるかもしれない。とりあえず、My Machine のACPIは腐ってるみたいなので無効にして、APMのほうを有効にしておく。
ports関連
- portupgradeプロブレム
missing key: categories: Cannot read the portsdb!/usr/local/lib/ruby/site_ruby/1.8/portsdb.rb:567:in `open_db': database file error (PortsDB::DBError)...云々というエラーで portupgrade できない。
- 原因
アップデート後は
pkgdb -L
して依存関係修正
X関連
- 症状
ローカルな起動スクリプトが二重起動する
- 対処
local_startup="/usr/local/etc/rc.d/"
を追加しないと、同じスクリプトを二回起動してしまう。
- 症状
XFree86 から Xorg への乗り換えで、X-client の一部が、
Warning: Unable to load any usable ISO8859 font Error: Aborting: no font found
というエラーを吐いて、起動しない。
- 対処
*font:-alias-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-iso8859-1
というように明示的に Default font を指定してやる。
- 症状
Xorg-6.9 でマウスのホイールが効かない
- 対処
moused_flags="-z 4"
としてやるのだが、Xorg-6.9だとこれがNG。このフラグをコメントアウトして、/etc/xorg.conf で
Section "InputDevice" Option "ZAxisMapping" "4 5" EndSection
となっていれば良い。
WWWブラウザ関連
- linuxpluginwrapper の設定
/etc/libmap.conf で
# [ALPHA SUPPORT] Flash7 with Mozilla [/usr/local/lib/npapi/linux-flashplugin/libflashplayer.so] libpthread.so.0 libpthread.so.1 libdl.so.2 pluginwrapper/flash7.so libz.so.1 libz.so.2 libm.so.6 libm.so.3 libc.so.6 pluginwrapper/flash7.so
と設定。Flash7を有効にするには、パスが変わっているので、
ln -s /usr/local/lib/npapi/linux-flashplugin/libflashplayer.so /usr/X11R6/lib/browser_plugins/ ln -s /usr/local/lib/npapi/linux-flashplugin/flashplayer.xpt /usr/X11R6/lib/browser_plugins/
とリンクを張る.
印刷関連
- 症状
CUPSでfoomatic-ripフィルタがトラぶる
- 原因&対処
gs コマンドの出力として/dev/fd/3 がデフォルトになっているが、devfs移行後のFreeBSDではfdは2までしかない。catを使った代替スクリプトはバギーそこで、/etc/fstab に
fdescfs /dev/fd fdescfs rw 0 0
を追加して、3以降のfdを動的に生成できるようにしたら解決!(中々気付かなかったよ・・・・)
- 症状
EPSON のカラーレーザプリンタLPS6500(eplaserドライバ)でA3印刷できない。
- 対処
eplaserのドライバのソースで定義されているA3のサイズが842X1190なのに、Ghostscriptのgs_statd.psでは842X1191になっていた。gs_statd.psをドライバの方に合わせたらOK。デバイスとしては、lp9800cを指定してやって問題ない。オプションに、-dDuplex を付けてやれば両面印刷できる。
- 症状
EPSON のカラーレーザプリンタLPS5000(foomatic-rip)で印刷できない。
- 対処
psutils のプログラムが適切に利用できない状態になっている。( http://avasys.jp/product/linux_driver/question/2009/12/qa00073.php )
pstolps5000.sh というスクリプトの中で
-rotator="" && test "$useRotator" = "on" && rotator="| pstops -q $pstops1 $pstops2" +rotator="" && test "$useRotator" = "on" && rotator="| /usr/bin/pstops -q $pstops1 $pstops2"
と絶対パス指定してやる。
また各スクリプトのシェル指定を
-#!/bin/bash +#!/usr/local/bin/bash
とするのを忘れないこと。
POSIX thread 関連
- 症状
thread libraryに関して、古いlibc_rと新しいlibpthreadの混在が問題になった。spinlockほにゃららというエラーを吐いて死ぬアプリが出てくる
- 対処
libc_r.so.5 libpthread.so.1 libc_r.so libpthread.so
を追加
OpenOffice 関連
- プリンタ設定
/usr/local/openoffice.org2.0.0/program/spadminで行う。(フォントの追加も)
- 症状
portsでOpenOffice.org-2.0.0のビルドを試みたが途中で止まる
- 対処
make LOCALIZED_LANG=ja -DWITH_GPC -DWITHOUT_JAVA -DWITH_CCACHE -DWITHOUT_MOZILLA build
という感じで、WITHOUT_MOZILLAにしてコンパイル成功。
- 症状
上のオプションでコンパイルしたのは、Fileダイアログで日本語が使えないために、拡張子指定がままならない&ヘルプが無い、という問題が生じた。
- 対処
make LOCALIZED_LANG=ja -DWITH_CCACHE -DWITHOUT_MOZILLA -DWITH_TTF_BYTECODE_ENABLED build
として、JAVAを有効にしてWITH_TTF_BYTECODE_ENABLEDオプションをつけた。
その他
- 症状
CDライター K3b がドライブを認識しない
- 対処
SCSI のCDドライブ cd0 が前提なので、ATAPIの場合はdevice atapicam をカーネルに仕込んでおく
/dev の cd0, acd0, pass0, xpt0 のパーミッションが書き込み可になっている必要がある。ユーザがwheel, operatorに登録されているなら、/etc/devfs.conf に
perm acd0 0660 perm cd0 0660 perm pass0 0660 perm xpt0 0660
として、/etc/devfs restart実際に書き込むには、cdrecord や cdrdao などもsetuid しておく必要がある