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DiskCrashの変更点

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!!!ハードディスクトラブル

ハードディスク(HDD)の挙動がやばくなったとき(妙な音がしだした、アクセスできないファイルがでてきた、妙にレスポンスが遅い)の対応策。ヘッドが吹っ飛ぶような(カラカラカラ・・・)クラッシュは即死なのでバックアップを取っていなかったことを呪うしかない。

!!データ緊急救出
::必要なもの
*[KNOPPIX|http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/]のCD(3.5以降くらいのバージョンなら問題無いと思う)
*USBメモリ(新しい高速メモリだと認識できないかも)

::処置
PCはBIOS設定でCDドライブから起動可能にし、KNOPPIXのCDからブートする。HDDはハード的に認識可能ならオートマウントされる。USBメモリもプラグに指してやれば認識するはず。あとは救出すべきデータをUSBメモリに移すだけ。

!!ディスクダンプ
HDDの内容を全て新しいHDDにまるごとコピーする
::必要なもの
*[FreeSBIE|http://www.freesbie.org/] あるいは [KNOPPIX|http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/] のようなCDブートのPC-UNIX
*コピー元より容量の多い新しいHDD

::処置
まずコピー元とコピー先の新HDD、2つともPCに取り付ける。
間違いを防ぐために明示的にマスター、スレーブの設定をしておいた方がよい。
ここではコピー元のHDDをプライマリ・マスターに、新HDDをプライマリ・スレーブにしてあるとする。CDドライブはセカンダリのATAに接続とする。
BIOSでPCをCDブート可にして、FreeSBIEかKNOPPIXで立ち上げる。Xは不要なので立ち上げなくてもよい。作業はターミナルでddコマンドを使う。つまりディスクダンプ。そのまえに、HDDのデバイス名(/dev/ad0とか/dev/hd0)をdmesgなどで確認しておく。
 /root# dd if=/dev/ad0 of=/dev/ad1 bs=1b conv=noerror,sync
if:入力側(コピー元)デバイス
of:出力側(コピー先)デバイスなので間違えないように細心の注意
bs:一度に処理するブロックサイズ(単位はバイト)
駄目になったセクターがあるだろうから、1バイト単位で
noerror:入力にエラーがあっても処理を止めない
sync:入力にエラーで読めないブロックは空白にして入出力サイズを揃える

読めないセクターがあるのはしかたがないのであきらめる。重要なファイルが致命的なダメージを負っていないことを祈るのみ。
今どきの80GBとかのHDDの場合、まるごとコピーは丸1日かかるのは覚悟

HDDにインストールされているOSがMS-Windows XP以降の場合、ハードウェアの構成が変わるために再アクティベーションを要求されるかもしれないので注意。インターネットに繋げない状態だと面倒かもしれない。 

またハード的なダメージが生じる前だが、予防措置として
 /root# dd if=/dev/ad0 of=/dev/ad0 bs=1m
としてやるとリカバー可能なリードエラーをリフレッシュできるらしい。


::注意事項
MS-Windows でクラスタスキャン&不良クラスタ置き換えを
していると、コピーしたHDDのファイルシステムが認識できない
こともあるようだ。

!!RAID再構築
HPT370 RAIDコントローラの場合、RAIDのミラーがNGとなったときには、再起動時にCtrl+HでRAIDのBIOSに入ると、Broken RAIDのモードになって、生き残ってるHDDがRemaining memberとして表示される。
メニューで、Power off and replace...を選んでシャットダウン&HDD交換して起動、またCtrl+HでRAID BIOSへ。Choose replace drive and rebuildを選んで、新しいHDDを選択する。確認してYを押すとリビルド開始、あとは待つだけ。